早期からの吸てつ刺激が効果的お産が終わって、さあ赤ちゃんがママのところにきました。 ママが赤ちゃんにしてあげること、それはおっぱいを吸わせてあげることです。 よくおじいちゃん、おばあちゃんがおっしゃる言葉。 「まだおっぱいが張っていなくて、全然出ないんですが、それでも吸わせるんですか?出ないんですよ?」 おばあちゃん。。もう忘れたの??という感じですが。 お産後はおっぱいは張っていません。 分泌も極々少量か、全くでないこともあります。 それでも吸わせます。 最初にも書きましたが、出ないおっぱいのほうが、生まれたての赤ちゃんには好都合のことが多いのです。 生まれてすぐは、吐きっぽい赤ちゃんもいます。羊水のようなものを大量に吐く赤ちゃんもいます。 こんな時、ミルクやおっぱいは飲みたくないでしょう。 こんな時には、何にも出ないおっぱいのほうがいい。 吐きながらでも、出ないおっぱいなら赤ちゃんは吸いつきます。 そうして、この吸てつ刺激が、ママの脳に刺激を送ります。 その刺激で、プロラクチン、オキシトシンというホルモンが分泌されます。 反対に、吸てつ刺激がないと、このホルモンはよく分泌されないのです。 そして、この刺激は早ければ早いほど、多ければ多いほど効果的に働くのです。 ですから、お産後すぐにでも、吸わせてほしいんですね。 まだ私が無知で、おっぱいのこともよく分からなかった頃、なぜか帝王切開の人は、おっぱいの分泌がよくないなという印象を持っていました。 同じようにやっているはずなのに、です。 今だから、よく分かります。 今の病院では、帝王切開であっても初日から赤ちゃんにおっぱいを吸わせます。ママがよければ、初日からママと同室し、泣けば吸わせることをしています。 ですから、帝王切開の人であろうと、普通のお産の人であろうと、母乳分泌に全く違いはありません。 そうです。以前の施設では、帝王切開の場合、『初回授乳が数日後』と遅かったのです。 何時から吸ってもらうか、1日どのくらい吸わせたかで、母乳分泌には大きな違いが出てきてしまうのです。 お産が終わったら、なるべく早く赤ちゃんに吸わせましょう。 そして、24時間以内に8回は吸わせる、次からは1日十数回吸わせるのが、よくおっぱいを出す秘訣です。 |